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ジュニア用テニスウェアの選び方 ~今更聞けない硬式テニスの基礎知識~ 

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こんにちは。hirominです。

テニスをはじめると、試合に出る機会も出てきます。
様々なブランドから個性豊かなウェアが販売されていますので、お気に入りのもので臨みたいですよね。ダブルスならパートナーとお揃いのものも良いですよね。
ですが、購入する前に確認しておきたいポイントがいくつかあります。

今回は、テニスをはじめたジュニアがウェアを購入する際の疑問点や、気をつけておきたいポイントについてお伝えしようと思います。

テニスウェアの基本的な選び方

まず最初に、中高生の初心者がそろえておきたいテニスウェアやアイテムを紹介します。
多くの場合、テニスウェアは1年のうちに春夏モデルと秋冬モデルが発売されます。
プロのテニス選手が4大大会等でスポンサー企業のウェアを着用しますが、最近は、選手の意見を採り入れた様々なデザインのウェアが登場し、それらと同デザインのウエアは予約の時点で手に入らない程人気です。
プロ選手モデル以外にも、季節ごとに多くのウェアが発売されるので、一般的に気に入ったデザインや素材のゲームシャツやパンツ(スコート)を各自選べば良いと思います。

練習用のウェア選び

春&夏

必須アイテム
・半袖シャツ(プラクティスシャツ)
・ハーフパンツ
・テニス用ソックス(底が厚め)
・帽子(熱中症対策)

あると便利なアイテム
・ジャージ上下
・裏メッシュのウィンドブレーカー

 

秋&冬

必須アイテム
・半袖シャツ
・ハーフパンツ
・テニス用ソックス(底が厚め)
・キャップ(熱中症対策)

あると便利なアイテム
・スパッツ
・アンダーシャツ
・トレーナー、ジャージ
・ウィンドブレーカー上下
・手袋

試合用のウェア選び(重要)

テニスは、基本的にテニスウェアに厳しいマナーやルールはありませんので、自分の好きなウェアでプレーすることができます。
スクール主催のものや地域の大会などなら、動きやすい服装で特に問題は無いと思います。
但し、公式の試合に出場する場合は、日本テニス協会(JTA)が推奨する規定に基づいた服装でないと、出場出来なくなってしまいますので注意が必要です。

特に、中高生の公式試合(中高体連等)の大会については、既定に沿ったウェアを着用するように定められておりますので、まずはその点をよく確認してから準備する事をおすすめします。
公式の試合の場合、多くは学校単位でユニフォーム(学校名入のチームウェア等)を購入する場合も多いため、その場合は学校の定めたもので問題ありません。
ジュニア大会等に個人で出場する場合は、規定をクリアしたウエアが必要になる場合が多いので、以下を参照に試合用のウェアを一式準備しておいた方が良いと思います。

一番注意しなければいけない事は、公式大会では着用するウエア等について、それぞれロゴマークの規定があるという事です。
※中高生の場合、ラケットのガット部分に施すメーカーロゴは一切禁止となります。

男子

襟付きシャツゲームシャツ、下は膝が隠れない長さのパンツとなっています。

女子

襟付きシャツゲームシャツ膝が見える丈のパンツ又はスコート、もしくはワンピース

上記が基本の服装となり、その他コンプレッションインナーや帽子等のアイテムについての規定が必要に応じて追加されます。

 

ゲームシャツ

シャツについては、昨今、4大大会等でプロのテニス選手が各スポンサーの様々なデザインのウエアを着用してプレイしているので、好きな選手と同じウェアを購入したりして、おしゃれを楽しんだり出来るのですが、特にジュニアの試合については、少々気を付けておきたいポイントがあります。
年々緩和されてきている様ではありますが、特にジュニアの試合では普段の規定よりも若干ルールが厳しい場合が多く、また、各地域によるものなのか、既定の解釈が古いままの場合もあり、事前に確認しておくことが望ましいです。
タンクトップはもちろん、Tシャツタイプ(丸襟)やVネックシャツを禁止とされている場合もあります。息子くんが出ていた中体連の際(福岡)は、襟付きのポロシャツタイプしか認められていませんでした。
また、購入の際にゲームシャツとされていても、着用が認められないウェアもある為注意が必要です。(ナダルがよく着用する袖なしタイプはジュニア大会では禁止です)

ロゴ規定
シャツの場合、両方の袖それぞれに、52㎠以下の製造業者ロゴ1つを表示することができる
ただし、製造業者の文字表示は 26㎠以下とする
前身ごろ、後身ごろ、えりには、13㎠以下の製造業者ロゴ2つ、または26㎠以下の製造業者ロゴ1つ
コマーシャルロゴの表示は禁ずる
ただし、学校名においては、19.5㎠以下で、片方の袖に表示することができる

ジュニアの場合、試合用には下記のようなオーソドックスなポロシャツタイプのウェアを1枚準備しておく事をおすすめします。

 

ワンピース

ワンピースについては、ウエストから上部はシャツ、下部はスコートとみなす。
※ロゴ規定についてはシャツと同じ。

ハーフパンツ・スコート

パンツやスコートについては、膝が見える長さというのが主な規定となっています。

ロゴ規定
13㎠以下の製造業者ロゴ2つ、または 26㎠以下の製造業者ロゴ1つ
コマーシャルロゴの表示は禁ずる

 

コンプレッションインナー

疲労軽減や防寒対策として、半袖シャツやハーフパンツの下にコンプレッションインナー(アンダーシャツやスパッツ等)を着用すると思います。
冬場は特に長袖のインナーを着用して練習する事も多いと思います。
しかし、特に中体連の公式戦の場合、上は肘が隠れない、下は膝上丈のものに限るなど、インナーについても細かな規定が設けられている場合があります。大会規定をよく確認しておくようにしましょう。
ただし、開会式や閉会式及び試合中以外では、防寒具の着用は認められていますので、重ね着出来るようなアイテム(トレーナー、ジャージ、ウィンドブレーカー上下、ベンチコート等)は揃えておくと良いと思います。屋外の試合待ちの時間は寒さが堪えますので寒さ対策は必須です。

ロゴ規定
スパッツには、13㎠以下の製造業者ロゴ1つ

 

また、その他のアイテムについても以下のような規定が定められています。

  • 靴下 ロゴの大きさは13c㎡以内。ロゴ数には制限なし
  • 帽子 前に19.5c㎡以内の製造業者ロゴを1つ
  • リストバンド 19.5c㎡以内の製造業者ロゴを1つ
  • サングラス レンズ越しに目が見えること

まとめ

以上のように、テニスウエアについては、ITF(国際テニス連盟)およびJTA(日本テニス協会)ルールブック服装規定に基づいて、大会ごとにウェア規定が設けられます。
JTAのルール自体はあまり厳しいものではありませんが、実際のところ、地域や主催者によって、服装規定が異なることが多々ある為、大会に参加する場合は、まず既定の確認をする事が重要です。

中体連や高体連では、学校ごとにチームウェアを準備する場合も多いと思いますのでそれ程悩むことはないと思いますが、それ以外の大会に出場する予定がある場合や、毎回大会ごとに規定を確認するのが面倒な場合は、各メーカーが販売している、服装規定をクリアした商品(上記に紹介したオーソドックスな襟付きのゲームシャツ&ハーフパンツ)を一式そろえておく事をオススメします。