こんにちは。hirominです。
この春、我が家の息子くんは高校1年生になりました。
私立の一貫校なので、同学校中等部からの進級という事で外部校の受験はしませんでした。息子くんが通う学校は、息子くんのように中等部から進級する一貫生と、中学から受験を経て入学してくる学院生がいて、割合で言うとほぼ50:50です。
カリキュラムが異なる為、一貫生と学院生が同じクラスになる事はありませんが、部活等は一緒に活動する為、交流が全くないという事もありません。
春休み中後半、事前に下記の冊子が配られました。
入学式の数日前に、新入生オリエンテーションという名目で新入生テストが行われる予定でしたが、対策として、冊子中の問題を解いて復習しておくようにとの事でした。
そこで、疑問に思ったのが「スタディサポートって何?」
まさにこの冊子にかかれている疑問。もちろん、この冊子も読みつつネット検索しまくりました~!ベネッセの学力テストのようですが、最初は進研模試?的に思っていました。
一貫生は、中3ですでに高校分野を学習している為、中学の学習内容のおさらいという事になるのですが、あらかじめ先輩達にもリサーチし、それ程難しくないと言われていたそうですが、当日、受験した感想としては、てんぱった問題もあったそうで、数学に関しては問題量が多くて時間内に終えるのが難しく、マーク式だったこともあり、残りの数問は適当に答えた箇所もあったようです。(苦笑)
このテスト、多くの高校が「新入生テスト」として導入しているそうで、試験問題のレベルもそれぞれθ(シータ)、α(アルファ)、β(ベータ)と学校の学力に応じて3種類あるようです。θ<α<βの順に難易度が増します。
息子くんの学校では新入生は入学前、2・3年生は進級前の春休みにこのテストを受験するようです。また、今回息子くん達新入生が受験したのはα(アルファ)でしたが、2年や3年では2つのレベルに分けられるようです。(息子くんの学校では選抜コース以上のクラスはβ(ベータ)を受験するようです)
結果は、点数ではなく正答率によって校内の偏差値やGTZよる評価が出ます。
GTZ(学習到達ゾーン)とは?
GTZとは、ベネッセのオリジナルの評価で、全国における学力位置を15段階で評価したものです。
中学生の頃に受験していた一貫生向けの学力推移調査と同じく、ベネッセの学力テスト共通で使用される指標となっている為、どの程度の学力を有しているかの目安となるものです。
S1 超難関大レベル
S2・S3 難関大学合格レベル
A1 難関大学挑戦レベル
A2・A3 国公立大・中堅私立大学合格レベル
B1・B2・B3 国公立大・中堅私立大学挑戦レベル
C1・C2・C3 4年生大学挑戦レベル
D1・D2・D3 基礎・基本要請レベル
試験は活用BOOKをやっておくだけで大丈夫?
学力テストという事で、やっぱり最初は出来るだけ良い点を採りたいもの。高校受験を経験してきた新入生は中学範囲の基本はまだしっかりと身についているでしょうから、このテスト自体はそれ程難しく感じないかもしれません。
ただし、活用BOOK内のスタティーチャージ問題を解いておけば高得点が採れるわけではなく、これまでに学習した(新高校1年生は中学課程)基本がしっかりと身についているかを確認するためのテストだと言えます。
息子くんは一貫校で、中3から高校課程を学習しており、受験勉強をしてませんので中学課程の基礎が十分かどうか不安でもありました。
中高一貫校でこのテストを導入している学校は少ないかもしれませんが、このテストを受けるメリットといへば、後日返却される試験結果に、現在の学習の習熟度に加えて、苦手分野の分析、各個人の日々の学習状況に応じた学習方法についてのアドバイス、復習用のドリル問題がまとめられてくることです。
試験の結果を踏まえて、復習をしっかり行い苦手を解消する事や、学習時間を見直し、勉強方法を工夫するなど、うまく活用していけば定期テストや模試等の成績アップに繋げていけると思います。
校内偏差値の信憑性
今回の新入生テストの結果では、校内の偏差値とGTZの評価しか表記されていませんでした。また、選抜コース以上のクラスに属しているので、偏差値も大分低くでていたので、息子くん自身かなりショックを受けてました。普通コースの友達は息子くんよりも低い点数にも関わらず、65以上の偏差値が出ていたそうです。当然のことながら、偏差値は学校のレベルや分母となる生徒の学力の平均値に影響されるものなので、どちらかと言へば上記のGTZの評価の方が信頼できると思うので、校内偏差値は気にしないで良いかなと思っています。
例年7月、11月、1月に行われている進研模試は、多くの高校が導入している学力テストなので、そちらの全国偏差値の方が信頼できると思います。
ただし、大学受験を目指しているなら、駿台模試や河合模試のように、進学予定者が主に受験する学力テストの偏差値の方を基準に考えた方が良さそうです。
まとめ
高校生になると、授業の難易度・スピードは中学の頃と比べ格段に上がっていきます。
このベネッセのスタディサポート学力テストは、これまで学習してきた事がどの程度定着できているか、自分が苦手な単元はどういったものか、これまでの学習のやり方は正しいのか等々、アドバイスを通して、自分の学習スタイルや生活習慣を見直すきっかけになるテストと言えます。
英語や数学に関しては、学習の見直しを行ったとしてもすぐに効果が表れる訳ではないので、まずは日々の学習時間を確保し、継続していく事を目標にしていくのが大事かなと思います。