10月6日、2019年度の第2回実用英語技能検定がありました。3級受験の息子くんは、
準会場である学校で受験するつもりでしたが、2次試験のA日程がテニスの試合と重なっているという事で、個人申込でB日程で受験する事に。
1次試験の日程は同じ日ですが、息子くんは久留米大学の御井キャンパスで受験しました。
先日、ネットで合否閲覧して無事1次は合格してました。
今回は、英検の成績表に表示される英検CSEスコアと英検バンドの仕組みや見方について説明したいと思います。
英検CSEスコアとは?
CSEスコアとは、Common Scale for Englishの略で、英検の成績をユニバーサルな尺度で計るために、英検を主催する日本英語検定協会と日本生涯学習総合研究所が共同で開発した指標です。
英検では、2016年より、以下の4技能に著しい偏りが見られる受験者は不合格になるよう変更されました。
4つのスキルをバランスよく有しているかどうか?が判定されるという事ですね。
・Reading(読む)
・Listening(聞く)
・Writing(書く)
・Speaking(話す)
各スキルには均等に同じスコアが割り当てられています。
各級によって、以下の通り満点も基準となる合格点も違います。
3級: 353(満点550)
例えば、4、5級についてはReading(読む)とListening(聞く)の2技能のみで採点され、425×2の850点が満点となり、419点以上とれれば合格です。
今回息子くんが受験する3級の場合だと、1次はReading(読む)とListening(聞く)、
Writing(書く)の3技能分で採点されるので、550×3の1650点が満点となり、1103点以上で1次が合格となる訳です。
そして後日行われる2次試験Speaking(話す)で、550点満点中353点をとれれば3級が合格となります。
英検バンドっていったい何?
息子くんが最初に受験したのは5級でした。初めての英検受験で緊張もあったと思いますが、結果は無事合格!
後日もらった成績表がコレ。
成績表にはCSEスコアの横に「英検バンド」として「G5+10」のような記号が書いてあります。(5級と4級は一次試験のみです)
合格という結果だけに満足していたので、G5や+10が何を意味するのか、私も息子くんも全然わかりませんでした。
なので、後日検索して調べてみました。
すると、G5のGとはGrade(グレード)を意味している事がわかりました。
Grade(級)の略語の後ろにある数字は受験した級を表しています。
以下のように、要は受験した級の略だったんですね。ちなみにPはPre(準)です。
G1=1級
GP1=準1級
G2=2級
GP2=準2級
G3=3級
G4=4級
G5=5級
英検バンド(+-の後ろの数字)が表すものとは?
英検バンドとは、CSEスコアを基にして「合格ラインまでの距離」を25点刻みに区切って表示したものです。
合格スコアを上回る一つ目のバンドは+1となり、その上のバンドは+2となります。
下回った場合は数字の前に”-”が付きます。
不合格の場合は合格点までの距離がわかり、合格の場合はどのくらいのレベルで合格できたのかを実感できる指標となります。
+や-と数値の組合せによって、例えば「-2」ならば合格まで2段階(26~50点)以内に近づいていることが、「+3」ならば、合格基準点を3段階(51~75点)上回って合格したということが直観的にわかるようになっています。
息子くんの例で言えば、一次がG5+10となっていますので、G5(5級)を、+10が合格ラインとの距離なので、10バンド分(226〜250点)上回って合格できたことをあらわしています。
もし不合格だった場合、例えば-1なら後25点以内の差で合格圏内にいるということになります。「合格まであとどれくらい足りなかったか」が数値として出ますので、次の検定へ向けて、学習意欲を向上させる効果があります。
各級ごとの英検バンドの最高値と最低値は以下の様になってます。
(+は合格、-不合格の値となります。)
・3級 :+ 8バンド・-14バンド
※英検HPより
以上、今回は英検CSEや英検バンドのしくみについて説明しました。
1次試験は各級6割~7割の正解で合格となりますので、英ナビの合否閲覧や、後日送られてくる成績表で自分の英検CSEや英検バンドを確認し、次回受験に向けて、不足している技能を伸ばすための目安として活用したいですね。