こんにちは。hirominです。
夏本番。例年、最高気温はぐんぐん上昇し日中は熱中症警戒が日本列島全域にほぼ毎日の様に通知されるようになりました。
そんな中、子供たちはほぼ毎日の様に通学や部活等で熱中症の危険と隣りあわせ。
湿度が高ければ室内にいる場合でも熱中症の危険度が増すそうですが、屋外で行う運動部の場合は特に危険度が増しますので、常に注意したいもの。
わが家の息子くんは硬式テニス部で、練習はもちろん屋外です。ジョギングや長時間にわたる試合など、活動自体もほぼ休みなく、土日も試合だったりと、食欲も減退する一方です。
水分をまめに取るよう、定期的に休むようにと伝えていても、なかなか自分の身体の具合の変化に気付きにくい為、親である私たちが気をつけてあげる必要があります。
学校の指導においては、下記ガイドラインに沿って対策が取られているようですが、先生方が多くの児童生徒の変化に目を配るのは難しい事なのかなとも思います。
実際、熱中症警戒アラートが出ていても、授業や行事、部活動はほぼ平常通りという事なので、少し疑念を持ちつつも各自で注意して乗り切るしかありません。
今回は、夏の危険な暑さから子供たちの身を守るために、知っておくべき事や備えておきたいポイントと対策アイテムをご紹介したいと思います。
学校における指導のポイント
- 直射日光の下で、長時間にわたる運動やスポーツ、作業をさせることを避ける
- 屋外で運動やスポーツ、作業を行う時は、帽子をかぶらせ出来るだけ薄着をさせる
- 屋内外に関わらず、長時間の練習や作業の際は、こまめに水分・塩分(ナトリウム)を補給し、適宜休憩を入れる
- 常に健康観察を行い、児童生徒などの健康管理に留意する
- 児童生徒などの運動技能や体力の実態、疲労の状態などを常に把握するように努める
- 児童生徒などが心身に不調を感じたら申し出て休むように習慣づける
熱中症とは?
熱中症とは、暑い環境下で体温が上昇して、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温調節が出来なくなったりして、めまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす障害の総称です。
熱失神
皮膚血管が広がり血圧が低下、脳への血流が減少している状態を言います。
おもな症状
- 顔面蒼白になって、めまいが起こる
- 数秒間の失神したり、脈が速くなったり弱くなったり不安定になる
熱けいれん
高温下で大量に汗をかき、塩分補給をせずに水分だけを補給していた事で、血液中の塩分の(ナトリウム)濃度が低下した時に、足、腕、腹部の筋肉に痛みを伴ったけいれんが起こります。
おもな症状
- 筋肉痛が起こったり手足がつる
- 筋肉がけいれんする など
熱疲労
大量に汗をかき、水分補給が追いつかずに身体が脱水状態になり、体内に熱がこもってしまうことで起こります。
おもな症状
- 全身の倦怠感
- 頭痛やめまい、悪心や吐き気がする
- 集中力や判断力が低下する
熱射病
熱疲労が重症化し、異常な体温上昇が起こり体内で血液が凝固して全身の臓器に障害が起こった状態です。意識障害(応答が鈍い、言動がおかしい、意識がない)がみられたり、ショック状態になるなど、危険な状態になります。
おもな症状
- 体温が高くなり(40℃以上)汗をかかなくなる
- ふらついて、呼びかけや刺激への反応が鈍くなる
- 言動が不自然になり、意識障害が起こる
熱中症の予防のための対策
身体を暑さに慣らす
梅雨が開けると同時に連日猛暑が続いています。通常、身体が暑さに慣れてくるのには1週間ほどかかります。また、運動の付加が強ければ、熱中症の危険性はさらに高くなります。
身体が暑さに慣れていないうちは、激しい運動を避け、軽い運動を短時間することから始めることをおすすめします。
直射日光を避け、服装はできるだけ薄着で
暑いときは、吸湿素材など、通気性のよい服を選択するようにしましょう。また、炎天下で運動する場合は、帽子を必ずかぶり、直射日光を避けましょう。
具合が悪くなったら、早めに申告して日陰等で身体を休める
まず、暑さに弱い人は特に熱中症を引き起こしやすいため、いきなり無理な運動をしないようにしましょう。また、肥満傾向にある人は熱中症を発症しやすいので注意が必要です。
体調が悪くなったら、自分の状態を周囲に伝え、運動等を中止しましょう。
指導者は競技者の疲労状態を観察し、少しでも変化があるようなら運動を中止させ応急処置をするように心がけておきましょう。
特に、ランニングやダッシュの繰り返しは熱中症の原因になることが報告されており、注意が必要です。熱中症アラートが発令されている場合は特に、気温や湿度の状態に注意して激しい運動は控えるようにして下さい。
水分をこまめにとる!
人間の体のほとんどは水分で出来ており、成人で60%、ジュニアだと70%~75%です。
体重の2%の水分が失われると脱水症状となり、4%で頭痛やめまいが、6%で汗が止まり、体温が上昇し始めます。暑い日に、急に汗が引いてきたなと感じるとき、体の水分が多く失われている状態です。
熱中症は、主に屋外の運動等で体重の6%近い水分が一気に失われて体温が上昇して起こると考えられがちですが、実はもう一つ、徐々に体内の水分が失われていく事で発症する場合とがあります。
「夏痩せ」といわれるものの多くは、体内の水分が徐々に失われている状態です。
また、エアコンが効いた屋内にいる場合等、徐々に水分が失われていった場合(体重30㎏の子どもなら、600gの体重減)、頭痛、よろめき、脱力感や眠気に襲われ、情緒不安定になります。
塩分も忘れずに摂ろう
熱中症のタイプのひとつに「熱痙攣(熱けいれん)」というものがあります。熱痙攣とは、筋肉がぴくぴくしたり、つったりという症状を起こしてしまうことです。このタイプの熱中症は、主には塩分不足が原因です。
汗や尿は、体から水分と塩分を排出します。人間の血液は0.9%が塩分なので、血液中の塩分が少なくなると、骨の中に含まれている塩分が放出されてしまいます。
塩分が欠乏することにより、立ちくらみや脱水、だるさ、眠気、血圧低下が起こります。
また、塩分が不足していると体内のpHが酸性に傾くため、疲れも極端にとれにくくなってしまいます。塩分タブレット、スポーツドリンク、塩飴等で補いましょう。
梅干しなどのクエン酸もおススメです。
規則正しい生活を習慣づける!
睡眠不足も熱中症の原因です。暑さに加え、スマホやゲーム画面等のブルーライトは、睡眠の質を落とします。夏休みの睡眠不足を解消するために、まずは『早起き』をして、しっかりと朝食をとることから始めましょう。適度な運動も取入れて、一日の生活リズムを整えましょう。
また、夏場はどうしても食欲が落ちてしまいがちですが、身体を動かす為にはたんぱく質やビタミン、ミネラル、脂質、鉄など多くの栄養素が不可欠ですので、毎日の献立を工夫してみるのもオススメです。
スポーツ中に準備しておきたい熱中症対策グッズ5選
ここでは、部活や屋外イベント等にでかける際に持っておくと便利な熱中症対策アイテムをご紹介します。必要な物をそろえておくと、いざという時にも安心です。
スポーツ中などに起こった足のつり(筋肉のけいれん)、こむらがえりを治す薬です。
漢方処方「芍薬甘草湯」が、筋肉の痛み・こわばりを鎮めます。
外出中には水なしで飲めるゼリータイプがおススメです。バッグに常備しておくと安心。
コムレケア
ツラレス
水にぬらしてふると冷たさを感じるひんやりタオル
ボディ用汗拭きシート
瞬間冷却パック 叩いてすぐ使える冷却パックです。
長時間屋外で行われるイベント等なら必須のクーラーボックス。
ソフトタイプ
その他、日傘や簡易テントなども必要に応じて準備出来るといいですね。
屋内外問わず、スポーツをする際にはこれらのグッズをフル活用し、少しでも体温を外へ逃がす工夫をして下さい。濡れたハンカチ等で首回りや脇下等をふくだけでも熱が気化するので効果的です。
しっかりと予防対策をして、この酷暑を乗り切りましょう!
成長期のお子様におすすめ!
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